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購入ガイド

購入前に知っておきたいあれこれや、よくご質問をいただく内容をまとめました。
他にも、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

仏壇

Q1. お仏壇を選びに行く前には、
どんなことを確認しておけばいいの?

A . 事前に「ご宗派」と「置き場所」の確認をしておきましょう。

➀ご宗派

お仏壇の中に安置するご本尊様や仏具の種類、お位牌と過去帳どちらを使うかなど、ご宗派ごとに違いがあります。ご来店時にご宗派をお伝えいただけますと、前述のような点も併せてご案内させていただきます。

➁置き場所

お仏壇の安置場所は、以前は仏間が一般的でした。しかし近年では、リビングや寝室など、住環境の変化に合わせて様々な場所が使われています。迷われる場合は、「お仏壇を安置して、扉を十分に開け閉めできる広さがあるか?」「家族みんなが手を合わせやすい場所か?」を基準にして選ばれると良いでしょう。安置場所を決めたら、空間の高さ・幅・奥行を測っておくと、さらにお仏壇が選びやすくなります。 また、お仏壇の正面を向ける方角については、西方浄土説に習い、当店では「西向き」をおすすめしております※。 ただし、お住いの環境によっては難しい場合もありますので、毎日のお供えがしやすい方角を優先していただいても問題はありません。

(※)方角については諸説あり、「西方浄土説」の他に「本山説(各ご宗派の本山のある方角にお仏壇を向ける)」などもあります。

Q2. お仏壇と一緒に準備するものって、
何があるの?

A . 「ご本尊様と脇侍」・「仏具」も一緒に準備しましょう。

➀ご本尊様と脇侍

もともと、お仏壇は寺院の本堂を模してつくられたものです。お位牌を納めてご先祖様もお祀りしますが、仏教の教えにおいては、あくまでも中心となるのは仏様だとされています。「ご本尊様」は、最も大切なものとしてお仏壇の中央にお祀りする彫刻・掛け軸を指します。その両脇に安置される、宗派を開いた宗祖などがかたどられた彫刻・掛け軸が「脇侍」です。「ご本尊様」と「脇侍」が揃った形式を「三尊形式」と呼び、種類はご宗派ごとに異なります。

■ご宗派ごとのご本尊様・脇侍の種類

真言宗
[ご本尊様]
大日如来
[脇侍]
不動明王・弘法大師空海
天台宗
[ご本尊様]
座釈迦如来
[脇侍]
伝教大師最澄・天台大師智顗
浄土宗
[ご本尊様]
舟立弥陀
[脇侍]
円光大師法然・善導大師
浄土真宗 本願寺派(西)
[ご本尊様]
阿弥陀如来
[脇侍]
蓮如聖人・親鸞聖人
浄土真宗 大谷派(東)
[ご本尊様]
阿弥陀如来
[脇侍]
九字名号・十字名号
臨済宗 妙心寺派
[ご本尊様]
座釈迦如来
[脇侍]
花園法王・無相大師
曹洞宗
[ご本尊様]
座釈迦如来
[脇侍]
瑩山禅師・承陽大師道元
日蓮宗
[ご本尊様]
大曼荼羅
[脇侍]
大黒天・鬼子母神

➁仏具

仏具とは、ご本尊様・脇侍・ご先祖様へお供え物をするための道具のことです。お仏壇の大きさに合わせて揃える道具の数は調節できますが、最低限、香りを供える[香炉」、お花を飾る[花立]、灯りを灯す[火立]の3つの道具(三具足)は揃え、毎朝お供えができると良いでしょう。

Q3. お仏壇を買い替えたいんだけど、
古い仏壇はどうしたらいいの?

A . 当店でお仏壇の「お焚き上げ」を承ります。

お仏壇の「お焚き上げ」とは、お寺で供養をしていただいた後、焼却して天に還す供養方法です。当店でお仏壇をお買い上げいただく方に限り、古いお仏壇はお焚き上げ品として引き取らせていただきます。安心してご相談ください。

Q4. お仏壇の「品質表示」って何?

A . 使用材料や原産国を適正に表示したものです。

「品質表示」は、当店が加盟している「仏壇公正取引協議会」により定められたルールに則った表示です。お客様に安心してお仏壇をお買い求めいただくことを目的としています。下図の主要な箇所について、どんな材料がどのように使われているかを、適正に表示しています。

お仏壇の品質表示

お仏壇の豆知識

お仏壇の原型としては、法隆寺の『玉虫厨子』がよく知られています。西暦685年には、天武天皇より『諸国に、家毎に、仏舎を作りて、乃ち仏像及び経を置きて、礼拝供養せよ』(日本書紀)との詔が出されました。この日は、家ごとに仏壇を安置するようになった起源とされています。そのため、全日本宗教用具協同組合では、毎月27日を『仏壇の日』と定めています。

仏具

Q1. 仏具って何のために用意するの?

A . お仏壇のご本尊様・脇侍・ご先祖様へお供え物をするために用意します。

仏具とは、お供え物をご本尊様・脇侍・ご先祖様へ捧げるために用意する道具です。毎朝ご朝食の前に五供(ごく)をお供えし、お仏壇に手を合わせると良いでしょう。

五供とは…
[香]お線香など香りのお供え
[花]棘や毒のない花のお供え
[灯明]ローソクなどの灯りのお供え
[水]きれいな水(水道水やお茶でもかまいません)のお供え
[ご飯]家族と同じ炊き立てのご飯のお供え

Q2. 仏具の「具足」とは何?

A . 基本的な仏具である[香炉・花立・火立]の3つを指します。

五供をお供えする道具の中でも、下記3つを「具足(ぐそく)」と呼びます。

◎香りを供える[香炉] 
◎お花を飾る[花立] 
◎灯りを灯す[火立]

3つの道具を1つずつ揃えたかたちを「三具足(みつぐそく)」、花立・火立を1対と香炉を1つ揃えたかたちを「五具足(ごぐそく)」と呼びます。どちらが良いということはありませんので、お仏壇に無理なく収まるかたちをお選びください。当店の仏具は単品でもご購入いただけます。

Q3. 「具足」以外の仏具にはどんなものがあるの?

A . おリンや高月など様々なものがあり、ご宗派によっても揃え方の教えは異なります。

「具足」の他には下記のようなものがあります。大きなお仏壇であれば、しっかり仏具を揃えることで荘厳な礼拝の空間をつくることができます。しかし、必ずしも全てを揃えなくてはいけないということはありません。ご宗派によっても仏具の揃え方の教えは異なりますので、お困りの際は当店へご相談ください。

◎梵音具(ぼんおんぐ)[リン・リン棒・リン布団・リン台]

リンの音には、邪気を払い、空間を清める力があるとされ、読経の調子をとるための道具としても使われます。様々な音色がありますので、お好みのものをお選びください。

◎荘厳具(そうごんぐ)[瓔珞(ようらく)・打敷(うちしき)]

お仏壇内部を美しく飾り、演出するための道具です。瓔珞はお仏壇内部の隅から吊るします。打敷は、浄土真宗では三角、浄土真宗以外では四角または三角のものを使います。

◎飯食供養具(おんじきくようぐ)
[茶湯器・セトワン・仏飯器・仏器膳・高月・仏膳椀]

茶湯器・セトワンにはお水やお茶を、仏飯器には炊き立てのご飯をお供えし、仏器膳に並べます。高月にはお菓子や果物などをお供えしましょう。仏膳椀は、祥月命日やお彼岸・お盆などの際に、精進料理をお供えするために使われます。

位牌

Q1. そもそもお位牌・戒名って何?

A . お位牌は故人の魂の依り代、戒名は故人に死後授けられる名前のことです。

➀お位牌

お位牌とは、故人の魂の拠り所となるものです。現世の人々が手を合わせて拝礼する際、依り代として故人の魂を宿します。葬儀で使用するのは「白木の位牌」で、これは「仮のお位牌」です。故人の魂は四十九日を経て成仏する
と考えられており、それまでに、塗りなどが施された「本位牌」に作り替える必要があります。「本位牌」に作り替える際には、戒名(浄土真宗では法名)や没年月日、俗名などを記します。

➁戒名

故人の死後の名前のことです。もともとは生前、仏門に入って「定められた戒律を守る」と誓った人だけに授けられるものでした。しかし現代では、全ての人が迷わず極楽浄土へ導かれるよう、死後、仏式の葬儀の前に授けられるのが一般的になっています。浄土真宗では教えの違いによって、戒名ではなく法名が授けられます。

Q2. お位牌にはいろんな種類があるみたいだけど、
どうやって選べばいいの?

A . ご宗派による決まりはありませんので、基本的には自由にお選びいただけます。

以前は黒塗りのお位牌が一般的でしたが、近年ではモダンなもの、カラフルなものなど、様々な種類があります。ご宗派による決まりはありませんので、故人の面影に合わせて自由にお選びください。ただ、既に別のお位牌をお持ちの場合には、そのデザインに合わせてご準備される方が多いようです。大きさについては、お祀りするお仏壇にバランスよく収まるサイズをおすすめしております。また「回出位牌(くりだしいはい)」という、内部に複数の札板が収まるお位牌もあります。複数本のお位牌をひとつにまとめることができますので、「お位牌の本数が多く困っている…」という場合には、ぜひご相談ください。

Q3. お位牌をつくる前には、
どんなことを確認しておけばいいの?

A . お祀りするお仏壇の大きさと、お位牌に記す文字の内容をご確認ください。

➀お仏壇の大きさ

前述のように、お祀りするお仏壇にバランスよく収まるサイズのお位牌をおすすめしておりますので、事前にご確認いただくとお位牌が選びやすくなります。また、既に別のお位牌をお持ちで、新しいお位牌のかたちをそれに合わせたいとお考えであれば、お手持ちのお位牌の大きさのご確認、デザインがわかる写真のご用意をしていただくと、スムーズにご案内ができます。

➁お位牌に記す文字の内容

ご葬儀の際の「白木の位牌」に記されている、下記の内容をご確認ください。戒名については特殊な漢字が使われている場合もありますので、白木のお位牌そのものや、写真をお持ちいただくと、間違いなく内容を承ることができます。

  • ◎戒名
  • ◎没年月日
  • ◎俗名(生前のお名前)
  • ◎享年/行年(亡くなった年齢)

文字の記し方には、書く方法と、彫る方法の2種類があります。これもご宗派による決まりはありませんので、自由にお選びいただけます。お位牌の文字入れには通常2週間ほどお時間をいただいておりますので、四十九日のご法要に合わせて、日数に余裕を持ってご注文いただくことをおすすめしております。また、文字入れの代金は別途頂戴しておりますのでご承知おきください。(お一人分3,850 円)

厨子

Q1. 厨子って何?どうやって使えばいいの?

A . ご自身の大切なものを、自由に納める箱としてお使いください。

当店では、大切なものを納める箱として厨子をご案内しています。亡くなったあの人に「ただいま」と言える思い出の品を納めたり、嬉しい知らせに「ありがとうございます」と感謝を伝える仏さまを納めたり。日々の心の言葉まで受け止めてくれる、一人ひとりに寄り添う祈りのかたちとして、自由にお使いください。最小限の仏具や、お位牌だけ、仏さまだけを揃えて、お仏壇の代わりとしてもお使いいただけます。

おまもり

Q1. おまもりには、どんな意味合いがあるの?

A . おまもりは、身を守り、ご利益を授けてくれるものです。

御神木の一部など、神聖な木や石を身につけるようになったことが、おまもりの起源だと云われています。その名のとおり「身を守ってくれる」ものなので、肌守りとして持ち歩けばご利益を授かるとされています。持ち歩きを不安に思われる場合は、いつも目に入る場所に飾っていただいても良いでしょう。ご自身用としてはもちろん、大切な人の幸福を祈る贈り物としてもお使いください。

Q2. 「守り本尊」や「十二支」のおまもりは、
自分の干支以外のものを持っていてもいいの?

A . ご自身が前向きな気持ちになれる、お好みの種類をお選びください。

お選びいただく目安として干支を示していますが、選択肢をこれに限っているわけではありません。どのおまもりも丹精込めてつくっておりますので、お気に召された品をお選びください。